食と音楽、アートすべてが集まる新宿のブルックリン 「Brooklyn Parlor SHINJUKU」


平日の昼さがり、店内に入るとたくさんの人々で賑わっている。
自分のスタイルによって、独自の楽しみ方ができる空間は、ブルックリンの
どこかのカフェでもよくみた光景だ。
今回は、その東京のブルックリンともいえるBrooklyn Parlor SHINJUKUにインタビューを行った。


©︎Brooklyn Parlor

―オープンのきっかけを教えてください。

きかっけとなったモデルのお店は、JAZZ CLUB RestaurantとしてOPENした一番最初のBRUE NOTEでした。代表がNYに遊びに行った時にブルックリンのBRUE NOTEを訪れ、この空間をぜひ日本に持ち帰りたいなと思い、BLUE NOTE TOKYOがスタートしました。
ブルックリンパーラーは、東京・福岡・博多・大阪・札幌にあります。
こちらの新宿店は、1号店ということもあって常に新しいことを率先してやっているかなと思います。
例えば、それまではアメリカンダイナースタイルの料理などを提供していたのですが、去年の冬11月末から本とワインに焦点を当てたイベントを行い、それに合わせてワインに合うお料理を提供したりしましたね。

―イベントは様々なジャンルをやられていますね。

食のイベントもありますし、音楽イベントとしては毎週火曜日にやっているGood Music Parlorというものがあります。
特にイベントを選ぶ基準を決めているというよりは、あくまでお食事をしてもらう空間ではあるので、食事があって音楽がそれに融合する形でよりよいものを作れるように行っていますね。
それはここのお店だけではなくBLUE NOTE JAPANが目指しているところでもあります!

―Good Music Parlorとは一体どのようなものですか?

基本的にはDJのイベントになりますが、不定期でおこなっていますね。誰でも鑑賞可能な形にしています。

―誰でも鑑賞できるとなると、OPENなライブになりますね!

そうですね。そもそもこれをスタートさせた理由は、ここをきっかけとして
BLUE NOTEに興味をもってほしい!音楽にあまり興味がない方やBLUE NOTEはちょっとなと思われている方でも、新宿ブルックリンパーラーを通じて興味をもってもらいたい。BLUE NOTEへの間口を広げるためのイベントですね。
BLUE NOTEはフリーライブがよく開催されているのですが、それと同じような形でBLUE NOTEに出演する方がここでミニライブを行うこともあります。そういう意味では、かなりお越しいただきやすい場になっているのではないでしょうか。

―店内で流れている曲も楽しめますよね!

店内で流れている曲は、全てお店で選曲しています。店名にブルックリン・NYをうたっていますので、あまりよくありがちな
音楽になりすぎず、新しい音楽をかけるように意識しています。ただ先ほどもいいましたが食事をしていただく空間ではあるので、あまりエッジにしすぎると食事を損ねてしまうのでその見極めがすごく難しいですね。そこは今も調整しながら選曲を行なっています!

―また、ブックコーナーが充実しているので、楽しみに来られる方もいるのではないでしょうか?

ブックコーナーは、開店当初からやっていまして、海外の書店とかにいくと、買わなくても店内で読めるスタイルってわりと一般的ですよね。買わずにずっと読んでいてもOKだし、それで気に入ったら買っていくという感じのスタイル。
今は、日本もこのようなスタイルが普及してきたなと思いますが、
オープン当初の2010年ごろはまだ浸透していなかったです。たしかこのスタイルを取り入れたのは六本木の蔦屋書店とスタバの複合店かと思いますが、一つのお店でそのスタイルをしたという形では、早い段階から取り組んでいたことになりますね。
最初は、お客さんからどうしたらいいの?というお声をもらったが、その時は自由に使っていただくようににいいましたね。

©︎公式Facebookより

―ブックコーナーでは、分野ごと面白い分け方をされていますよね。

そうですね。当時のいわゆる大型書店さんであると、ジャンルやフォーマットで分かれていたとおもうんですよね。例えば、児童書というくくりがあったように。
でもそれだともっと面白い本があってもその本に出会うことってあまりできなかったと思うんですよね。店内では、その垣根をくずして棚をつくっているので、たとえば、小説の隣にコミックが置いてあったり、コミックの隣に理系の本がおかれていたり…
そういう意味では、そのお客様が普段書店では出会わないような体験をしていただけているのかなと思います。なるべくユニークな形で棚としてのクオリティを上げることしてはいますが、それよりもお客様が普段書店で体験できないような並びをご提供できればと心がけていますね。

―ブルックリンや海外に関する本だけでなく幅広い本が取り扱われていますね。

OPEN当初は、エッジの効いた本を選んでいましたが、お客さんの客層にも合わせて和書も少しずつ増やしていますね。
洋書はかっこいいですが、この本が好きで手にとるのと
なんとなくで手にとるのと、意味合いが違うので、
手に取りやすい形で楽しんでもらえるように本棚のレイアウトにも変化をつけています。
最近では、ランチによくこられるお客さんで一冊かならず席へ持って楽しまれる方や、ブックスペースにふらっと立ち寄りごっそり購入されていく方もいらっしゃますね。

―定期的に変わるコーナーは雑貨などもあって、毎回楽しめますね!

おすすめコーナーは、先日まで香りで旅するアメリカフェアで西海岸のロサンゼルスと東海岸のブルックリン発のキャンドルを並べていました。またそれに合わせてアメリカ東西の文学がおりまざる本も取り扱いましたね。

ブルックリンのいいところと繋がると思いますが、古いものを残しつつ、あたらしいものをどんどん取り入れていくスタイルだと思うので、あまり古いものやしきたりに囚われすぎずに新しくてよいものをとりいれていこうとイベントも工夫しています。

ー最後にどのような楽しみ方をしてほしいですか?

OPEN当初から変わらない部分ではありますが、お腹いっぱい食べて欲しいですし、お酒も飲んで欲しいですし、
音楽も楽しんでもらいたいです!これに尽きるとおもいますね!
そのためにイベントやライブなどもやっていますので、
そこはずっと一緒でお客様の楽しみ方でゆっくりと過ごしていただきたいです!

●Brooklyn Parlor SHINJUKU
住所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-1-26新宿マルイ アネックス B1F
TEL:03-6457-7763
FAX:03-6457-7765
営業時間:11:30〜23:30(日祝:11:30〜23:00)
定休日:不定休
http://www.brooklynparlor.co.jp/shinjuku/

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